こんにちは、タッカズ先生です。
今日は何切る問題についての私の考えを話したいと思います。
何切る問題の前提
何切る問題と一言で言っても、様々な種類があります。
- 平面何切る:手牌14枚だけの情報で何を切るべきか考える問題
- 立体何切る:手牌に加えて、捨て牌の情報もあるなかで何を切るべきか考える問題
今回考える何切るは手牌14枚だけの状況の「平面何切る」です。
何切る問題における重要な考え方
私が考える何切る問題での重要な考え方は以下の3点です。
- 1つの正解を決めるものではない
- 牌効率において受け入れ枚数が最大になる打牌がわかる
- 複数の候補打牌を挙げてそれぞれのメリットデメリットを説明できる
1つの正解を求めるものじゃない
巷でよく以下のような会話を耳にします。
「これは牌効率的に一萬切りが正解だよ」
「いやいや、三色見て6ピン切りしかないでしょ」
私に言わせればこのような言い争いは時間の無駄だと思います。
なぜなら、何切る問題は、1つの正解を導き出すものではないからです。
確かに、即立直に向かうための牌効率だけを考えれば、待ち牌の数で1つの正解を導き出すことができます。
しかし、何切る問題からたくさんのことを吸収して雀力をあげるためには、1つの答えを導き出そうとするだけでは無意味な行動に近いと思います。
受け入れ枚数が最大になる牌が分かる
いくら何切る問題が1つの正解を導き出すものではないといっても、牌効率のうえで受け入れ枚数が最大になる牌は必ず存在します。その牌が何なのかを把握することはとても重要です。
下でもしっかりと説明しますが、状況によってベストな切る牌が変わり続けるのが麻雀です。
しかし、いくら場況がよくても、立直に向かうために受け入れ枚数が10枚から3枚になるようでは10枚のほうを選ぶべき場面が多いと思います。
これを私は「確率の壁が許さない」と表現しています。そのため、受け入れ枚数が最多になる牌を基準に、他の候補打牌のメリットとデメリットを比較していくべきだと思います。
それぞれのメリットデメリットを説明できる
答えを1つに決めないのであれば、どのようなことをすればいいのか?その答えはズバリ
候補の打牌を複数あげて、それぞれのメリットとデメリットを説明できることです。
当然のことながら、対極中に切る牌は状況によってつねに異なります。
(局数・巡目・点数状況・ルール・ドラなど)
そのため何切る問題では、切る候補の牌のメリットとデメリットをしっかりと説明できる状態になれば、対局中の状況によって切る牌を選択することができます。
具体的な問題と考え方
この手牌の中で打牌の候補は何になりますか?
おそらく、2・⑨・②などが上がると思います。もちろん説明できれば他の牌を候補に挙げてOKです。
次にそれぞれの牌を切った際のメリットとデメリットを考えます。
メリット:三六③⑤で聴牌になり、三色が絡む最大点が期待できる
デメリット:愚形の聴牌になりやすい
メリット:タンヤオになることで鳴きの選択肢が広がる
デメリット:満貫になりづらい
メリット:④⑥⑨を引いた際に両面、3メンチャンの形がいいイーシャンテンに取ることができる
デメリット:鳴く際は六萬からしか鳴くことができない
1行ずつの簡単な説明ですが、しっかりとそれぞれの打牌のメリットとデメリットを把握できてます。これにより、状況によって最善の選択をできるようになります。
あとがき
このサイトでは様々な平面何切るを紹介していきます。
もちろん、複数の選択肢を提示しそれぞれについて丁寧にメリットとデメリットを説明しています。
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